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Streamlined Shape / 流線形スタイル

Styling   Box Shape  Streamlined Shape  Flat Shape  Wedge Shape  Bullet Shape  Sphere Shape

Unique Form by Imaginary Aerodynamics / 個性を生み出す空想的空力フォルム

Chapter 3 - Section 2 - Subsection 2

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第3章 第2節 第2項

1930年代から、空気抵抗を減らすため車体に流線形が採用され始めました。当初は空想の中で描かれた形状も多く、科学的根拠に基づいていない分、現代車に見られない個性的なデザインの車が存在します。

箱形スタイルの角を丸めただけの流線形が多い中、「水滴」という名のアバルト・ゴッチャは、リア・エンジン・レイアウトということもあって、車体前面から後に向かって細くなるという珍しいティアドロップ(teardrop-shaped涙の滴)形をしています。現存する実車もわずか数台という稀少車です。

Delage V12 Labourdette 1937 / ドラージュ V12 ラブールデット 1937年
Socema-Gregoire Turbine 1952 / ソセマ・グレゴワール・ターバイン (ガスタービンエンジン) 1952年
Mercedes-Benz 300 SL Presentation 1952 / メルセデスベンツ 300 SL プレゼンテーション 1952年
Fiat Abarth 750 Vignale Goccia 1957 / フィアット・アバルト 750 ヴィニャーレ・ゴッチャ 1957年
Abarth Simca 1300 1962 / アバルト・シムカ 1300 1962年
Mini Marcos Mk I 1966 / ミニ・マーコス・マーク1 1966年

English Text Coming Soon

マーコスは、レーサーのジェム・マーシュ(Jem Marsh)とエンジニアのフランク・コスティン(Frank Costin)が、レーシングカー設計製造のために設立したメーカーで、社名は2人の名(Mar+Cos)に由来します。ミニ・マーコスは、ミニの駆動系にFRPボディを架装し、1966年のル・マン24時間耐久レースで英国車唯一完走を果たした車です。英国特有の自分で組立てる「キットカー」として発売され、マーク1からマーク6までシリーズ化されています。

Topics / 新着情報

2017.02.06

第7章「博物館」・全4節を新規掲載

遂に全7章(日本語コンテンツのみ)の執筆を完了。英日対訳の日本語部分だけで約1年半かかってしまった。意図的に先延ばした箇所があるものの、何とか最後までたどり着いた。拍手!拍手!

2017.01.15

「車種リスト」ページを新規掲載

本編ページに掲載したモデルカー作品を検索するための、アルファベット順車種リストページを作成

2017.01.09

第6章・第5節「製品化要望」を新規掲載(第6章完了)

第4節の掲載から3箇月以上間隔が開いてしまったが、モデルカーを過去・現在・未来の時間軸を通して考察することができた。主要な日本語コンテンツとしては、第7章の「博物館」を残すのみ。

Headmaster / 学院長

1965(昭和40)年生まれ射手座A型のスーパーカーブーム直撃世代。小学高学年でガンディーニ・デザインに魅了される。
時を経て1990年、ロンドン駐在時に英国製の1/43精密モデルカーに出会い収集を始める。1998年の帰国後は、国内の専門ショップに収集拠点を移し、現在に至る。
スーパーカーを主軸とするロードカー・2ドアクーペに車種を限定することで、未組立キットを含め約5000台を収集。
モデルカーの認知拡大、コレクターへの支援、業界の充実発展を願い、主力3700台を『世界モデルカー博物館』に展示。
同時に、展示作品の愉しみ方を解説する本サイト『モデルカー学』を開講。現在も「コレクター道」を実践・追究している。

―2015年5月現在―

2017年6月末に英国ロンドンへ再赴任し、現在ロンドンから欧州の様々な情報をブログとFacebookで配信中。

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