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2017.08.19

007 博物館 in ロンドン

8月13日に、コヴェント・ガーデン(Covent Garden)を抜けてロンドン交通博物館(London Transport Museum)へと行ったものの、何と土日は閉館とのこと。詰めが甘かった。しかし、その一角に、今回最大の掘出し物ではないかという施設を発見した。その名は、『London Film Museum』。それだけだとピンと来ないが、副題(展示テーマ?)は、『BOND in MOTION -The Largest Official Collection of Original James Bond Vehicles』!!!!

要は、007映画に出てきた乗り物等の博物館ってこと。聞けば3年前に開館したそうだが、「地球の歩き方」にも掲載されていない。映画好き(特に007映画)や乗物好きなら、大英博物館よりこちらの方に行く価値が高いだろう。英国のヒット・シリーズ映画と言えば、ハリー・ポッターなどというポッと出の若葉マークではなく、圧倒的に007映画でしょ。必見!!!

 ジェームズ・ボンドの愛車 : アストン・マーティン

実車が展示されているだけでも嬉しいが、その自動車が作品の中で登場するシーンが映し出されていたり、その作品での衣装やデザイン画なども展示されている。そこは、“自動車博物館” でなく “フィルム博物館” と銘打っているだけのことはある。特に、最新作の『SPECTRE』に登場した、この映画のためだけにアストン・マーティンがデザインした DB10 (4枚目の写真)の存在は大きい。ここでしか見ることができないのではないだろうか。とにかく、展示の質が高い。

 英国車 : ロータス・エスプリ 他

乗物として強い印象を与えた車と言えば、やはり『私を愛したスパイ(The Spy Who Loved Me)』に登場する、潜水艦へと変形できるロータス・エスプリだろう。当時は発売されて間もない時期で、型式は S1 (シリーズの第一世代)だと思われる。ジョルジェット・ジウジアーロのデザインしたウェッジ・シェイプのフォルムは、潜水艦になっても美しいままだ。

 その他の国の車達

 小道具や模型

ボンド・カーに並んで有名な007アイテムが、ワルサーPPK。他にも各種携行品のスパイグッズからパスポートなどまで展示されており、007は実在の人物ではと思わせるような演出だ。自動車の他にもバイクやボート、ヘリコプターなども展示されていたが、撮影は割愛した。さすがにスペース・シャトルとなると、実物大ではなく模型だった。それと、スペースの関係か実車がつまらないせいか、フェラーリF355とランボルギーニ・ディアブロは模型だけによる展示だった。アストン・マーティンDB5の模型もあった。スケールは 1/12 ~ 1/8 位ではなかったろうか。きっと、市販商品のはずだ。

カフェやショップもあり、映画のオープニングでよく登場する拳銃のバレル(銃身)から覗いた決めポーズの写真撮影もできる。衣装や小道具は貸してくれる。なかなか憎い演出だ。あと体重を30kg絞ったら、もう一度訪問して写真撮影する予定。皆さんもロンドンに来る機会があれば、是非とも訪問してほしい。必見の価値あり。

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Headmaster / 学院長

1965(昭和40)年生まれ射手座A型のスーパーカーブーム直撃世代。小学高学年でガンディーニ・デザインに魅了される。
時を経て1990年、ロンドン駐在時に英国製の1/43精密モデルカーに出会い収集を始める。1998年の帰国後は、国内の専門ショップに収集拠点を移し、現在に至る。
スーパーカーを主軸とするロードカー・2ドアクーペに車種を限定することで、未組立キットを含め約5000台を収集。
モデルカーの認知拡大、コレクターへの支援、業界の充実発展を願い、主力3700台を『世界モデルカー博物館』に展示。
同時に、展示作品の愉しみ方を解説する本サイト『モデルカー学』を開講。現在も「コレクター道」を実践・追究している。

―2015年5月現在―

2017年6月末に英国ロンドンへ再赴任し、現在ロンドンから欧州の様々な情報をブログとFacebookで配信中。

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